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猪狩瑛貴

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「絶対に諦めない」主人公たちに見る折れないココロの育て方

こんにちは!
運用部の猪狩です。

2018年も3月に差し掛かり、日に日に春が近づいてくるのを肌で感じる毎日ですがみなさんいかがお過ごしでしょうか?

 

もうすぐ新年度も始まります、今年来る新人を上手に育てよう、と考えている方も多いことでしょう。ビジネスでより良い結果を残すために必要なことは沢山ありますが、私は中でも「強いメンタル」は必須要素のひとつなのではないかなと考えています。

とはいえ、そんなに簡単に強靭な心は手に入りませんよね。

タフな肉体ならば、運動を取り入れるなり、食生活を改善したりするなりを続けることでいつかは得ることができますが、心は目に見えないだけに厄介です。

 

「どこかにお手本はいないだろうか」

探してみると、思いの外身近にいたことがわかりました。

それは、少年漫画などの主人公たち。

私は普段からちょこちょこ漫画やアニメを見るのですが、最近人気の作品の主人公たちに共通するのが「絶対に諦めない心」、「強いメンタル」です。

そんなのフィクションの中のキャラクターなんだから当たり前だろう、と思われるかもしれませんが、意外とそうでもありません。

 

普通の少年が折れないメンタルで絶対に諦めない、泥臭くても努力することで成長していく、というのは近年のトレンドで、少し前の主人公たちは割と「ウジウジし」、「思い悩み」、「挫折に負け」、「時には逃げ出してしまう」タイプも少なくありませんでした。

 

有名なところではエヴァンゲリオンの碇シンジやガンダムのアムロ・レイなどが挙げられるでしょうか。彼らは、ストーリーの上で壁にぶち当たると、ともすれば視聴者が不快感を覚えるほどに思い悩み、ウジウジします。最終的には彼らはその悩みを解決するのですが、あまりに長い間悩んでいると流石に「もっと割り切ればいいのに」と思ってしまったりもします。

そうでない主人公の場合は、圧倒的な能力などを有していたり、共感し難い人格だったりしました。ドラゴンボールの孫悟空などはこういうタイプですね。悟空は強くて魅力的ですが、ちょっと共感はできない方が多いのではないでしょうか。

 

最近の人気作品の主人公たちの性質は、それを対象としている読者たちが共感できる、こうなりたいと思えるから、人気が出ているということだと思われます。そういった少年漫画の読者層というのは、所謂「最近の若者」たち。

 

つまり「覇気がない」、「根性がない」と言われる所謂「最近の若者」たちを成長させるために、彼らを参考にするのは無駄ではないはずです。

ということで、こんにち人気の高い作品の主人公たちを見てみましょう。

 

例えば、僕のヒーローアカデミアの緑屋出久、弱虫ペダルの小野田坂道、ハイキューの日向翔陽など。彼らに共通するのは、「絶対に諦めない心」。

 

社会的作品となった進撃の巨人のエレン・イエーガーも絶対に諦めませんね。

 

もちろん彼らは少年漫画の主人公ですから、全く何も秀でていないというわけではありません。特殊な能力を与えられたり、知らず知らずのうちに培っていたり、生まれ持ってのものがあったりと、活かすべき得手があります。ですが、彼らの生きる世界でそれは絶対的強者になりえる武器ではありません。物語のスタート時、彼らは「単なるそのあたりにいるような少年」なのです。

 

そんな彼らの中で更に共通するのは「絶対に諦めたくない目的」を持っていることです。

障害が立ちはだかったり、挫折を味わったり、もちろん彼らにだって悩みは尽きません。それでも、彼らが折れないのは「絶対に諦めたくない目的」を常に、そして具体的に念頭に置いているからに他なりません。

 

自身で設定した「目的」を必ず完遂する、そのモチベーションはそれぞれです。憧れであったり、仲間からの信頼や期待であったり、復讐心であったり。

 

その出処が何であれ、彼らは「目的」を絶対に諦めません。

 

一方、先に上げた「ウジウジする」主人公たちは、「目的」を自分自身で設定していない、所謂運命に巻き込まれたようなパターンが目立ちます。

 

 

「絶対に諦めない心」には、「具体的な目的」が必要ということですね。

これは、私たちにも言えることでしょう。多くの啓発本でも目的意識の大切さについては言及されています。

 

しかし、例え確固たる「目的」があってもそれを支え続けるモチベーションというのは並大抵ではありません。

 

諦めない主人公たちが、それを保ち続けられるのは何故なのでしょう。

 

彼らには鉄のような意思があるから、と言ってしまえばそれまでですが、私はそれ以上に彼らの置かれている「環境」が重いウエイトを占めているように思います。

 

彼らはいずれも「高い意識のある集団」に属していると言えるでしょう。

 

「ヒーローになりたい」ヒロアカの出久は全員が心の底からヒーローを志望するクラスに、「インターハイで優勝したい」弱ペダの坂道は部員全員がインハイ優勝を目指す部に、「全国大会に行きたい」ハイキューの日向は全国大会に行くため努力するバレー部に、「巨人を駆逐したい」エレンは巨人と戦うための調査兵団に属しています。

 

彼らにはモチベーションが萎える暇がないのです。集団のうちのひとりが落ち込みそうになっても、周りは目的に向かって進み続けているわけですから、当然歩みを合わせることがほとんど強制されていると言っていいでしょう。そして、集団の目的は彼ら自身の目的と同じわけですから、それを拒む理由もありません。

私たちには、個人としての「目的」を持つことと同等に、そのモチベーションとして「同じ方向を向いた目的を持つ集団」を形成する必要もあるというわけですね。

 

周囲の人々にやる気がない中で一人孤軍奮闘して目的意識を持ち続けるというのは、ご存知の通り非常に難しいことです。

 

 

「集団」を作るのが難しければ、「協調」する人物を作りたいですね。

先に挙げた主人公たちに共通するのは「集団」だけでなく、導いてくれる指導者、または協調者の存在です。

それは適切な目的を与えてくれる指導者であったり、先輩であったり、友人であったり……。「誰かが自分を信頼し、期待してくれている」という意識で彼らはここぞというとき踏ん張ります。

 

また、彼らは挫折を味わうと、そこで諦めたり、がむしゃらに動いたりせずに「考える」ことにリソースを割きます。そして、置かれている状況と自身の持つ能力を客観的に考えて打開策を打ち出して壁を乗り越えます。……ただし、自分で考えられない場合は、信頼できる協力者の頭脳を借りるのです。

これは、新人を教育するときに考えておきたい部分ではないでしょうか。

 

春に入社してくる新人たちは、始めは何かしらの「目的」あるいは「目標」、「ビジョン」を持っているはずです。しかし、その当初のモチベーションをいつまでも持ち続けることのできる人材は多くはありません。

 

そんなときにモチベーションの拠り所となるのが、「環境」そして何より「期待してくれる協調者」、そして場合によっては「分析してくれる協力者」です。

 

どんな逆境にも諦めず頑張り続ける主人公たちに共感する若者たちが意識の奥深くで求めているのは、その先に待っている「主人公の自分」なのかもしれません。


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